自閉症スペクトラムの子供の走り方が他の子供となんだか違うな、
他の子供と比べて運動が苦手そうだな
と感じることはありませんか?
もしかしたら、それは発達障害の特徴のせいかもしれません。
私の子供は自閉症スペクトラムで、走り方がぎこちなく、
鉄棒や縄跳びがとても苦手でした。
そんな運動が苦手だけど、運動が大好きな子供のために、
試した克服法を紹介します。
みんなが簡単に出来ることが苦手??
- 腕を振って走れない
- 走り方がぎこちない
- スキップが出来ない
- 鉄棒が出来ない
- 縄跳びが出来ない
このような運動が苦手だったり、出来なかったりしませんか?
子供の努力が足りない訳ではなく、
それは発達性協調運動障害が原因かもしれません。
私の子供は走り方がぎこちなく、違和感がありました。
本当に不器用で鉄棒や縄跳びも出来ませんでした。
本人が諦めているからなのか・・・
もしくは、甘やかしすぎたしつけのせいかもと
思い悩んでしまう時もありました。
でも、発達障害の病院の先生とのやり取りで
勘違いだったことが分かりました。
発達障害のために、上手く出来なかったと知った時は
胸が痛みました。
「ちゃんとやりなさい!」と怒った事を後悔しました。
やりたかったけど出来なかっただけだったのに、
かわいそうなことをしていたと、無知な自分が情けなかったです。
参考記事:自閉症発達障害とスイミングの知らないとまずい!関係と3つの効果
発達性協調運動障害とは
発達性協調運動障害とは、
別々の動作を同時にする時にぎこちなかったり、
うまく出来なかったりすることをいいます。
普段何気なくやっていることも、
二つのことを同時にやっていることは多いです。
また、自閉症スペクトラムの子供は、
発達性協調運動障害が起こることが多いです。
- 走る 腕を振る+足を動かす
- 縄跳び ジャンプ+縄を回す
自閉症スペクトラムの子供が体の動かし方が不器用だったり、
体の力の入れ具合のバランスが悪かったりします。
体の動かし方が不器用だと、
周りの人に笑われるのがきっかけで、運動が嫌いになったり、
いじめや不登校になったりする場合もありますので、
発達性協調運動障害を理解して、対処することが必要です。
参考記事:発達障害の子供は絵が下手!?私が試した克服法を紹介します!
遊びながら協調運動を育てよう!
作業療法士の先生に私の子供の様子を見て貰ったことがあります。
色んな体験を通して、全身運動で体に力を入れる練習をしたり、
細かい動きをして上手く出来るよう力を調整したりすることが
必要だと言われました。
例えば
- トランポリン
- スコップで土を掘る
- リトミック
- 料理を取り分ける
トランポリンは、どのくらいの力で、どのくらいの早さで、
どうやると上手く行くのかなど、色々調整する必要があります。
子供自身が試して発見していくことが大切です。
色んなことに挑戦し、時には失敗したりしながら、成長して行きます。
最初からやり方を教えてしまうと考える力が育たないので、
やってみて難しい場合には、アドバイスをするようにしましょう。
自宅でトランポリンを跳んだり、
料理・掃除・洗濯物をたたむなどのお手伝いをしたり、
色んなことを少しずつやりました。
「手伝ってもらうと助かる!」
とアピールして出来ることを増やして行きました。
色んな経験と子供の成長により、
私の子供の気になっていた走る格好のぎこちなさは
少しずつなくなってきています。
小学校に入り、「マラソン大会で一番になる!」
と張り切って練習する子供を見ていると、嬉しくなります。
以前よりも活発になり、運動や体育も好きになりました。
鉄棒は逆上がりまで出来るようになり、今は縄跳びにチャレンジしています。
最後に
- 走り方がぎこちないないのは発達性協調運動障害せいかも
- 発達性協調運動障害は同時に別々の動作をするのが苦手
- 色んな体験から体のバランスや力の入れ方などを勉強しよう
体を動かすことで、体だけでなく精神的な成長にも繋がります。
子供の興味のあることから始めて、色んなことに挑戦して、
やれることを増やし子供の自尊心を高めましょう。