離婚しても安定して安心した生活を送れるのだろうか。
シングルマザーで仕事は見つかるか・・・
本当に離婚には悩みが尽きません。
離婚してやっていけるのかと不安で仕方ないのは、
お金の問題があるのも一つの理由です。
離婚した後が想像出来ずに、ただ不安を抱えていた私も、
数年前までは「離婚したいけど・・・」と勇気が出ずにいました。
ですが、考えた末に離婚を選びました。
離婚を考えている人のために不安なお金の問題と
知らない人が多い離婚の種類について紹介します。
離婚で貰える5種類のお金
やっぱりまずはお金の問題。
私は専業主婦だったので、手に職もなく、1番の不安な所でした。
ですが、色々調べたり、弁護士に相談したりしました。
受け取れる可能性があるものは、意外にもたくさんあります。
養育費
養育費とは、子供が自立するまで健やかに育つために
必要なお金を子供と離れる親が負担するというものです。
父親が母親に支払うものというイメージがありますが、
母親が子供と離れて生活する場合には、
母親から父親に支払うということもあります。
ニュースでも養育費の未払い問題が取り上げられるくらい、
なかなか受け取れない養育費ですが、
離婚前に話し合いや取り決めをすることで
貰える可能性を上げることが出来ます。
強制執行認諾文書付きの公正証書を作るか、
調停離婚・裁判離婚の場合には支払われない場合、
裁判所から勧告や命令を出してもらえます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
関連記事:離婚後の養育費|子供の為の公正証書はどこで?作り方とは?
財産分与
夫婦が結婚生活の中で築き上げた財産を分けること。
慰謝料
離婚原因をつくった配偶者が精神的苦痛を受けた側に対して負担する損害賠償金。
理由としては、暴力・不貞・悪意の遺棄など。
年金分割
厚生年金の標準報酬を夫婦間で分割出来る。
公的援助
離婚後、ひとり親家庭のための児童扶養手当が貰える。(所得制限あり)
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
参考記事:シングルマザーが貰える手当はいくら!?知らないと損する3つの手当とは?
実は知らない人も多い離婚の種類
離婚方法には3つあります。
- 協議離婚 夫婦の話し合いで決める。
- 調停離婚 家庭裁判所にて調停委員が間に入り、夫婦の話し合いをして決める。
- 裁判離婚 調停離婚でお互いに合意出来ない場合に裁判となる。
裁判所から判決が出ることもあるが、和解離婚というものもある。
協議離婚約90%、調停離婚約9%、裁判離婚にいたっては約1%です。
ほどんどの夫婦は、協議離婚で話し合いによって決まりますが、
それで決まらない場合には調停離婚へ行き、
調停離婚でも決まらない場合には裁判離婚へ行きます。
調停離婚の場合、成立するまでに約1年、
裁判離婚では更に1年の2年ほどかかるとされています。
私自身も、協議離婚→調停離婚→裁判離婚までいき、
離婚しようと切り出した時から、実際に離婚出来たのは2年3ヶ月かかりました。
離婚出来るまで期間が長かったので、精神的に辛かったです・・・
私の場合は私も相手も親権を譲らなかったので、時間がかかりました。
粘り続けて親権を取れました。
お互いに条件を譲り合えば裁判離婚でも早く離婚出来ることもあるようです。
裁判離婚の場合には、「法的離婚原因」というものが必要です。
法的離婚原因には、
- 不貞行為
- 3年以上の生死不明
- 悪意の遺棄
- 強度の精神病
- その他、婚姻を継続しがたい重大な事由
が必要となり、裁判離婚の過程できちんと説明しなければなりません。
私の場合には、その他、婚姻を継続しがたい重大な事由で、
私自身と子供に対するDVとモラハラが離婚理由でした。
裁判離婚の場合には、個人でやるのは難しいと思います。
弁護士がいることで真剣さを裁判官に伝えられますし、
有利に進められます。
ただ、問題は弁護士費用がかかるので、
まず、無料相談などに行って話を聞くことをおすすめします。
私の場合には、離婚裁判後、元夫と会話をしたくなかったのですが、
そのやり取りを弁護士が代わりにやってくれた時には助かりました。
それから、調停離婚や裁判離婚では
家庭裁判所に決められた日時に行く必要があるのですが、
私が体調を崩した時には代わりに
弁護士だけで進められたのも助かりました。
最後に
- 離婚で貰えるお金
養育費、財産分与、慰謝料、年金分割、公的援助の5つ。
- 離婚の種類
協議離婚、調停離婚、裁判離婚の3つ。
離婚問題は孤独になりがち。
理解してくれる相談相手がいるのが理想的ですが、
デリケートな問題なので、相談しにくいものです。
弁護士に相談したり、ネット上で
離婚を考えている人と繋がったりするなど、
長期戦への対策が必要かもしれません。
離婚するのか、しないのかは、正直、
どちらが正解というのはない気がします。
ただ一つ言えることは、
どちらが幸せでいられるかだと思います。
離婚は結婚の何十倍も大変です。
離婚はしないことに越したことはないですが、
必要な場合には離婚という選択が幸せへの1歩になると信じて、
大変ですが進むしかないのかもしれません。
不安で悩んでいる方が多いと思いますが、
きっと最終的に出した答えは間違っていないと思います。
たった1度の人生なので、幸せな未来を描きましょう。