着替えをする時に着る順番が分からず

大人がサポートする必要があったり、

活動の切り替えがスムーズに行かずに癇癪を起こしたり・・・

 

自閉症スペクトラムの子育てにはよくあることだと思います。

 

私も自閉症スペクトラムの子供を育てているので、

小さいうちからよくありました。

 

自閉症スペクトラムの子供が安心して生活する

一つの方法に構造化というものがあります。

 

着替えの順番を理解しやすくしたり、

活動の切り替えをスムーズに出来るように促したりすることで、

自閉症スペクトラムの子育ては楽になります。

 

自閉症スペクトラムの子供を育てる私が

構造化について紹介します。

 

構造化とは

時間や手順を見える形にするということ「構造化」と言います。

 

造化を行うことで、自閉症スペクトラムの

理解を促すことが出来ます。

 

自閉症スペクトラムは、目に見えないものを

理解するのが難しいという特徴があります。

 

あいまいな表現が苦手ということもあり、

はっきりとどのようにどのくらいという指示が

あった方がスムーズに行動出来ます。

 

状況を判断することや臨機応変に対応することが苦手なため、

自由な空間で自由な時間があると、

何をしたらいいのか不安になり、

困ってしまうためにも、構造化が必要です。

 

空間の構造化、時間の構造化、手順の構造化

などがあります。

参考記事:発達障害と記憶力の意外な関係|サヴァン症候群とは?

構造化すると

情報量が多いと処理仕切れずに、

見えるものや聞こえるものが気になり、

気が散ってしまう傾向があります。

 

そのため、構造化することで、混乱を防ぎ、

目的に合わせた情報のみを得ることが出来るので、

集中をして取り組むことが出来ます。

 

参考記事:自閉症スペクトラムが「並べる」こだわり行動の驚くべき理由とは!?

構造化5つのポイント

目的別に作業を行う場所を分ける

 

 

自閉症スペクトラムの子供は、

多目的な空間に混乱してしまうことがあります。

 

同じ場所で食事と勉強をする場合、

何をしたらいいのか理解しにくく、

混乱してしまい不安になる傾向があります。

 

目的別に作業する場所を分けることで、

何をしたらいいのか理解しやすくなり、

安心を得ることが出来ます。

 

 

寝る部屋にはおもちゃなどを置かずに、

遊ぶ部屋と分けることで寝るということに

集中しやすくします。

 

それぞれ、食事の部屋、遊ぶ部屋、着替える部屋、

勉強する部屋と分けることは、現実的には難しいと思います。

 

そのため、一部屋をパーテーションやついたてなどで

分けることでも、対応出来ます。

 

パーテーションで区切る場合には、

他の空間が目に入らなくなり、気が散るのを防ぐため、

高さのあるタンスなどの仕切りを使用します。

 

小学校などの時間割で見通しをつける

 

 

自閉症スペクトラムは、

見通しが付かない状態に不安を感じます。

 

活動の切り替えをスムーズに行うためにも、

構造化することが手助けになります。

 

参考記事:自閉症スペクトラム:いつから分かる?特徴的な3つの症状

一日の流れはパターン化し時間とやることをセットで表示

 

毎日同じように生活することで、生活リズムを整えます。

 

決められた手順を守るのは、自閉症スペクトラムにとって得意なため、

小さいうちから習慣化して、安心して過ごせるようにします。

 

視覚的に一日の流れを自閉症スペクトラムの子供本人が確認して、

一人で学校へ行く準備などを出来るように促すことにもなります。

 

スケジュール表でイレギュラーな予定にも対応しやすい

 

 

学校など祝日で休みが平日の真ん中に入るといった

イレギュラーな予定は、自閉症スペクトラムの子供にとっては

とても負担になります。

 

急に休みだと分かるとパニックを起こすこともあるかもしれません。

 

 

スケジュール表を作ることで数日前から

休みになることを大人から説明することや、

目で見て休みだということを理解することで、

いつもと違う日にも徐々に慣れて行きます。

 

スケジュール表には文字だけでなく、

絵カードなどで表示するなど、

自閉症スペクトラムの子供の成長に合わせて作ります。

 

 

私の子供には、ノートに時計とやることを書いてまとめました。

 

小学校入学前から始めたので、時計の読み方の練習にもなり、

朝の準備がスムーズに進むようになりました。

 

スケジュール表は、卓上カレンダーに記入して、

見通しを付けるのに役立ちました。

 

また、後からカレンダーを見て、

この時楽しかったと振り返えることや、

またこの時行った所に行きたいというなど、

コミュニケーションを増やすきっかけにもなりました。

工程表を作り、手順を覚える

 

着替えの順番を書いた工程表を作り、

どこまで取り組みが進んでいるのかや、

どのような手順でやるのかを自分で確認出来ます。

 

手順一つ一つ大人に確認することなく、

自分で出来たという達成感を与えることにもなります。

生活自立にもつながります。

 

参考記事:発達障害は治る?治らない?自閉症スペクトラムとの付き合い方

最後に

  • 構造化とは、時間や手順を見える形にすること
  • 空間の構造化は、目的別に作業を行う場所を分ける
  • 時間の構造化では、一日の流れやスケジュール表を作る
  • 手順の構造化では、工程表を作り、生活自立を促す

 

構造化は、自閉症スペクトラムの子供に

安心した生活をもたらします。

 

大人のサポートを必要としていた場合でも、

構造化することで生活自立を促し、

大人の手を貸すことが少なくなっていくという効果もありますよ。