子供の偏食は親のしつけの問題で、ワガママだと思われがちですが、発達障害の偏食の場合には食べられない理由がある場合があります。

 

私の子供も発達障害で偏食に悩まされました。

 

食べられるものが極端に少なかったり、お菓子ばかり食べさせているのではと周りの人に疑われたり、偏食を理解してもらえるということは少ないのが現状です。

 

発達障害の子供が偏食になる理由や対策法について、体験談を含めて紹介します。

 

発達障害の偏食とは

子供は好き嫌いが多く、好きなものを食べたがるものですが、発達障害の子供の偏食は親から見ると毎日毎食のとても大変な問題です。

 

こだわりの強さにより、特定のものしか食べない子供もいますし、感覚過敏の特性のために食べないというよりも食べられないという子供が多くいます。

 

白い色のものしか食べなかったり、見た目だけで拒否したり、発達障害の子供の偏食はなかなか解決するのが難しい問題です。

 

偏食になる5つの理由

 

舌触りや歯触り、食感

感覚過敏の特性のため、ブロッコリーの食感が苦手だったり、カリカリのポテトは好きだけどマッシュポテトのなめらかさは苦手だったり、それぞれ苦手なものは違います。

 

口に入れるだけで吐き気がしたり、痛いと感じる子供もいます。

 

見た目

どんな食材が入っているか分からないものを苦手とし、見ただけでどんな食材から作られているのか分かりやすいものを好むことがあります。

 

フライドポテトやゆで野菜など、見ただけで味の想像が付きやすいものが安心です。

 

におい

感覚過敏の特性により、お弁当の混ざったにおいが苦手だったり、調理中のにおいが苦手だったり、給食のにおいが苦手な子供もいます。

 

食材の味が混ぜられない

混ぜごはんやチキンライスが苦手で白いごはんしか食べられなかったり、フライドポテトやゆで野菜などのシンプルな料理でないと食べられなかったり、味にこだわりがある場合があります。

 

不安

発達障害の子供の中には、いつも同じということに安心を感じていることがあります。

 

いつもと同じ食器で食べられなかったり、材料が異なり見た目がいつもと違うということだけで食べられなかったり、慣れないものへの不安を感じています。

 

食事を作ってもほとんど手をつけてもらえないというのは、親としてとてもショックなことです。

 

子供を怒りたくなったり、ワガママで食べたくないと言っているのではと思ったり、勘違いしないためにも偏食への理解が必要です。

 

偏食への3つの対策法

 

偏食がなくなり、どんなものでも食べられるようになるというのは理想的ですが、偏食は発達障害の子供の本人や家族などの周囲の大人の努力により、簡単に改善するものではありません。

 

少しずつ苦手なものが減っていくということはあっても、感覚過敏の特性など生理的に受け付けられない場合には努力でカバーするのは難しい問題です。

 

ワガママだと決めつけて無理矢理苦手な料理を食べさせられるというのは、トラウマになりかねません。

 

子供が好む見た目にしよう

野菜など見た目で嫌う場合には、見た目をかわいいものにしたり、キャラクターに似せたりすることで食べられるようになることがあります。

 

クッキーの型で抜いたり、ケチャップで顔を書いたりしてみましょう。

 

苦手なものにも少しずつチャレンジして褒めよう

嫌いなものと好きなものを交互に食べるようにしたり、デザートをご褒美にしたり、とりあえず一口でもチャレンジするようにします。

 

無理矢理するのはよくないので、一口でも食べれば褒めて励まし、色んなものを食べられるように応援します。

 

食べられないものも皿に並べる 

苦手な食材だけ取り除いて、食べさせるというのは苦手な食材のにおいに慣れさせるという方法があります。

家では食べなくても、幼稚園などの集団の中では食べられる場合もあります。

 

みんながおいしく食べているのを見て食べてみようと思うこともあるので、苦手なものも一緒に皿に並べます。

 

 

私の子供が幼稚園年少の時は、手作りお弁当は、ベーコン、チーズ、シンプルな何も入らない卵焼き、ポテト、ゆかりおにぎりがいつものお決まりでした。

 

また、食も細かったのでとにかくちょっぴりの小さなお弁当でした。

 

他の子供たちのお弁当を見た時に、レタスやミニトマト、ブロッコリーやひじきなど、色んな色のお弁当をおいしそうに大きな口を開けてバクバクと食べていて羨ましく見えました。

 

 

年中の時からは週5で給食が出るようになりました。

 

最初は全く食べられなくて、家で食べられるものでも給食では食べられないことがありました。

 

徐々にみんなと一緒に食べるということに楽しみを感じて、食べられるものが少しずつ増えました。

 

友達が食べているのを見て食べたことがないものにチャレンジするなんてことが出来るようになりました。

 

給食で食べておいしかったメニューがあった時に「おうちでも給食と同じメニューを作って欲しい」と言われた時には涙が出そうなくらい嬉しくなりました。

 

 

最後に

  • 偏食には食感、見た目、におい、味が混ぜられない、不安などの理由がある。
  • 子供の好む見た目にする。
  • 無理強いはせずに、苦手なものに一口でもチャレンジしたら褒めて励ます。
  • 苦手な食材を取り除いて食べるなど子供に合わせて対策法を試す。

 

偏食は少しずつ改善してもなかなか完全にはなくなりません。

大人が無理矢理食べさせようとすると子供も大人も疲れてしまいます。

子供のペースに合わせて、少しずつチャレンジするのが大切です。

子供と一緒に料理するのもおすすめです。

食に興味を持つきっかけになり、療育にもなりますよ。

 

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